こんにちは、SUMAです!
寒い季節なので色々おしゃれのために着込める時期になってきましたね☆
最近服に興味を持ったばかりの私にとっては何を着るのか考える初めての冬です!
夏場にちょっと優秀なボトムを一着かったので今年の冬はもう一本ボトム、いい感じのアウターを一枚買い揃えたいと思っております。
さて、今回紹介したいのは久遠侑さんの『近すぎる彼らの、17歳の遠い関係』の一巻になります!前のブログで紹介していた本なんですけどとても好きな本なので紹介!
同棲モノの物語になります。関係の近い同じくらいの女の子が同じ家に住んでいる妄想をしたことのある男性は結構多いんじゃないでしょうか?笑
多感に揺らめく十七歳を映し出す、恋愛ストーリー登場。
母と二人で暮らす家で、遠い親戚の女子、和泉里奈と同居することになった坂本健一。
里奈の控えめな性格や気遣い、女子校育ちの無防備さは、他人との距離に悩む健一に、
初めて思春期の性を意識させる。同じ十七歳の女子と一つ屋根の下で生活していることを
友人達にも隠そうとしていた健一だが、幼い頃からの腐れ縁、森由梨子に知られてしまい、
彼女との距離感にも微かな変化がもたらされることに――。
多感に揺らめく十七歳を映し出す、恋愛ストーリー。
感想(ネタバレ注意)
もともとボクがこの本を手に取ったのはイラストを描いている和遥キナさんがすきだったからなのですけど、なんとこの本をよむ前から久遠さんの本は読んでいました笑
久遠さんの前作品である『黒崎麻由の瞳に映る美しい世界 (ファミ通文庫)』の1巻2巻ともに持っていたのです!!しかもそちらもイラストレターのはねことさんが好きで購入した作品!!
違うイラストレーターをみて買った作品の作者が同じってコレもう運命じゃないかな???ボクの好きなイラストレーターさんを起用するような作風ってことは文章もボクが好きな作風ってことじゃないの!!!
ボクの好きなイラストレーターさんはきれいな絵柄でそこに空気感を感じさせるのが得意な方が多いのですけど、久遠さんは作品で空気感を感じさせるイラストが似合うような淡く切なさも感じる青春を書くのがとてもうまいのだと思います。
よんでいても共感できる部分がいっぱいあります。
今回の1巻導入と言える内容でした。この巻では話は後半まで殆ど動きません。しかし、主人公の周りの環境を丁寧に描き心情を細かく描写することで、普通の世界観とよくあるテーマであるにも関わらず深いよみ味があります。
ボクはしつこいくらいに人の心情が書かれている本が好きなのでこの本とは相性がよかったです!すらすらと読むことができました。
さて、今回の本では話が動くのは最後の10ページです。次の巻をこのまま続けて読んでいくつもりではありますけどどうなってしまうのかがすごい気になります。
いままで身の回りにいなかった女の子という存在がすぐ身近にやってくるというのはどういう感覚なのでしょうかね??何か変わっていくものなのかな?
私は女の子に理想を描くって感じではないのでいまいちわからないんですよね…。というのも妹がいるんです。ものは散らかす、家にあるものは自分のもの、兄を使いっぱにする。たぶんあの妹はジャイアンです!!
いいなぁ。私も理想を描きたいものです。現実とかまじでみなくていいわ…。まぁお互い様で私が「妹がいるせいで妹キャラをすきになれない!!」って言うと「兄がいるせいで素敵な兄キャラとかいうものが偶像にしか見えないわ」って反撃されるんですけどね~w
いい意味で等身大の青春小説がよみたいという方にはとってもおすすめです。ぜひ読んでみてくださいな!!
流通が少ないっぽく本屋さんだと手に入りにくいので電子書籍がおすすめ(発売当時私は何件か回って紙の本で手に入れましたw)