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ももくりみかん『群青にサイレン 6巻』感想・ネタバレ注意

こんばんは、SUMAです。

さて、本日は本の紹介です。今週発売された群青にサイレンの6巻を紹介していきたいと思います。YOUで連載中の作品で私はとっても好きなんですけど、なかなか流行らない><誰か読んでいらっしゃる方いたら語り合いましょう!読んでいない方にも興味を持っていただけるように頑張って紹介していきますw

前の巻・次の巻

あらすじと本の概要

小学校時代、空がひいきされていたことを知った修二は、「野球をする理由」を見失ってしまう。夏の大会が始まったばかりだというのに、修二と空のバッテリーは問題を抱えたままで…!?

ももくりみかん先生(少年漫画だと河下水希先生)の最新作である群青にサイレンの6巻が発売されました!!!

こんな人におすすめ

河下水希さんの絵柄が好きな人はもちろんのこと、少年たちの青春(ちょっとドロッとしてるけど…)を見るのが好きな方にもおすすめです。

この本の魅力は過去の出来事によって野球から離れてしまった少年が高校生になって再び野球を始める。

しかし自分のやりたかったピッチャーというポジションではなく、過去のトラウマの原因となった相手とキャッチャーとしてバッテリーを組まなくてはならなくなった主人公の葛藤にあります。

それぞれが、抱える問題は決して大きなものとは言えないのですが、思春期ならではの危うさがあってついついページをめくる手が早くなってしまいます!!

野球モノの漫画といえばほとんどが甲子園を目指していますが(どんな弱小校であっても)、この漫画ではそんなことはしていません。野球モノというよりも青春ものです。なので、がっつりとした野球漫画を読みたいという方にはちょっと物足りないかもしれませんね…(-.-;)

逆に言えば、青春モノなのでメディアワークス文庫とかをよく読んでいる方には楽しんでいただけるんじゃないかと思います!!あとはブラックなお話を書いている時の岡田麿里さんが好きな人とかも!!

6巻の感想(ネタバレあり)

前巻の最後で空は修二に対して、子供の頃贔屓されていたことを明かしました。修二も空もお互いに傷つき、未だ関係が解消されることのないまま、試合は進んでいきます。

相手の油断もあり2回戦を突破した後に、3回戦の相手の研究をしていると、そこの写っていたのは昔修二たちが入っていた野球チームの監督でした。修二は動揺して、試合でもミスを連発します。

苦しい試合でしたが、なんとか勝った修二たち。あれだけ悩み苦しんだのに試合後相手の監督はあっけらかんとした調子で修二に話しかけます。

4回戦の相手はあの丈陽。

交流戦では悔しい結果となりましたが、その後努力してきた修二たちにとって声無くてはならない壁です。

しかし、頼みの空のカーブも通じずあっという間に6点を取られてしまいます。

相手の4番であるフォアボールで押し出すことで次へつなげようとした修二。

しかし、その決定を話し合いたかったと空は訴える。「バッテリーってなに」その答えを出すために、修二と空は二人で守屋を抑えるために立ち上がろうとします!!!

修二と空が仲直りして、一緒に頑張ることになったらお話が終わってしまうので、コレでいいんですけど、かれこれずっとこじれたままっていうのも見ている方としてはなかなかもどかしいものがあります><

それでも状況を打破するために二人でやろうという決断をした修二はとても強くなりましたね。いろんなトラウマを一歩ずつ乗り越えて来ました!!この後は空との関係を解消して二人のチームワークを見せた野球を見せて欲しいです☆

修二と空の抱える葛藤。ももくりみかん先生の繊細な絵柄によって作られるキャラクターの表情がより読者である我々にその息苦しさを与えているんでしょうね…。このような葛藤を描く力は「いちご100%」のころより更にうまくなっているような気がします。

終わりに

月刊誌であるためなかなか話が進まないもどかしさがありますが、その焦らしっぷりもいいと思えるくらい描写が良い作品です。

ももくりみかん(河下水希)先生のブラックなお話は今まであまりなかったように思うんですけど、この方向性も私はとっても好きですね~☆

女性向けの雑誌に掲載されていますけど、男性でも面白く読める作品だと思います!!

今まで手にとったことがない方は是非読んでみてくださいね!

今はもう終わっちゃったと思うんですけど、一巻無料読みとかも最新刊の発売前にはやっているのでもし見かけることがあったらちょっとでも興味を持っていただけたらうれしいです!

以上、SUMAでした!!!